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外構設計でよくある失敗例とその対策!2

・外部からの視線

ウッドデッキを作ってステキなお庭ができた!と思っても、実際に住んでみると道路や隣の家から丸見えで
視線が気になって全然落ち着かないから庭を使っていないという人もいます。

外構の計画段階で庭に出たときの周辺環境を考えていなかったために起きてしまう失敗ですね。
実際に自ら敷地へ立って外構図面と現況を照らし合わせながら、
周囲からの視線や違和感がないかのチェックをしておくことが重要です。
視線をカットするためには、塀を高くしたり目隠しフェンスを設置したり、
生垣などの植栽で隠す方法がよくとられます。

ただし目隠しを作るには、たいていの場合は外構費用が膨らんでしまいます。
出来上がってしまってからでも対策はできなくはないですが、
余計な経費が掛かってしまうため最初から計画しておくのがベストです。

 

 

・建物の配置・高さ設定ミス

「外構は建物の打ち合わせが全て終わってからです。」と、
営業担当者がこんなことを言い出したら危険信号です。
家の間取りと配置計画は、必ず外構計画と同時に考えておかなければなりません。
建物の建築工事が始まってから庭の広さを初めて確認して、
「想像していたより庭がずっと狭い。」と思ってももう取り返しがつきません。
先ほどの駐車スペースの話も同じで、工事の途中段階で駐車スペースが狭いと気がついてもすでに手遅れ。
外構計画と間取り・建物配置の打ち合わせを同時進行で検討しておけば、
このような失敗はあらかじめ防ぐことができるのです。

また建物の高さ設定をGL(グランドライン)といいますが、
建物が建つ地盤面の高さと外構計画も同時に考える必要があります。
例えばGL設定が高すぎると勾配がきつく、駐車スペースやアプローチが急になってしまったり、
反対に低すぎると勾配が少なく、雨水が排水されずに敷地内に雨水が溜まってしまいます。

フェンスの種類や色などのデザイン面は後回しにしても良いですが、
建物と関わってくる部分の外構計画は、慎重に検討しましょう。