▶︎吹き抜けをつくる
リビングを広く見せる手段として、『吹き抜け』をつくることはもっともポピュラーな方法です。
大きな吹き抜けがあったら開放感抜群で最高ですが、現実的に事例としてはさほど多くはありません。
リビングを少しでも広くとりたいとお考えの方は、「吹き抜けはもったいない。」と思うのではないでしょうか。
たしかに吹き抜けにした面積分、2階の面積が減ってしまいますが、
小さい吹き抜けをとることでリビングに開放感をプラスすることが可能です。
吹き抜けを少しとるだけで、上部からの明かりがリビングへ落ちてきて、
明るさと開放感が増すことによって、リビングを広く見せる効果があります。
▶︎天井を高くする
横に大きくできなくても、縦に大きく伸ばすことができます。
リビングの天井を高くすることもより広さを感じさせるには有効的な方法です。
吹き抜けほどではありませんが、一般的な天井高さのリビングよりも開放感があって広く感じます。
しかし天井高はどんな住宅会社でも自由に高くできるわけではありません。
天井を高くできないときは、『勾配天井』にすることがあります。
【勾配天井】
2階が上にのっていない平屋部分であれば、屋根の勾配に沿って天井に勾配をつけることができます。
おしゃれで広がりも感じられて一石二鳥ですね。
▶︎床を下げる
上に伸ばすことができるなら下に伸ばす、つまり床を下げるという方法もあります。
一般的には『ダウンフロア』と呼ばれ、リビングを一段下げることで空間の広がり感とこもり感がプラスされます。
さらにダウンフロアと高天井を組み合わせると、より一層天井が高く感じられて、開放感溢れるリビング空間が実現できます。